「黒い絵」テクスト続き 4/25に見たもの
秘めた熱を 私とあなたの間の声と。明日の風は何色か。
夢に問う。彼方では、誰か。
今日、此処へ来た。昨日は、いない。
明日は、何処なのか?
私はそこで表皮だった。憑依されたのだった。
塞ぐ耳、穴。いつまで潜れるか。
嗅ぐ土塊。
その重さ、手に痛く、肩に等しい。
手ばたくその白い羽。朝日が見えるか?笑い声。
ああ、楽しいと心から笑える友よ。白い歯をみせる。私には、見えない。
赤い網。
封じ込めている?鉄の棒。
私は気づいた。地を這うその根、こそ、私の歴史であるということを。
立っている。此処。
冷たい瞼。冷たい会話。留まらず、絶えず進行する。
絶えず訴えなくてはならない!
道端のカラーリング。溌剌と、出逢いは今しかない。
今、そこに息づかせるしかない。
住むことは場所を破くことだ。
あなたを光で塗りつぶすことだ。
私はその圧力に耐えねばならない。
〔by 渡川いくみ〕