「黒い絵」テクスト続き 4/27にみたもの
期待か裏切りか、
裏切らない 光の、昼。
子ども笑い、母笑う、その頬赤し。
撫でる風景、くるり、謳う、窓長き声。
その幅はいかほどか。
それと私はおつき合い。
ここからあちらはどちらです。
叩き叩かれ君と私は貴方です。
肺に積もる灰は内なるものではなかった。
それは外から、降ってくるのだった。
私はそれを浴びた。それに吹かれた。それに任せた。
それは光っていた。そこに昼は浮かんでいた。
黒い絵に昼はあった。昼に黒はあった。
眩しくて見えない黒は昼にあった。
赤いエナジー、遠き、昼に、私は地面と対話した。
私は空を見なかった。その浮かぶものを忘れた。
小さなものと対話した。私も小さかった。
その大きなものは視界から消えた。
大きな存在は、消えた。
私は明日立っている?立つことができる?
消えた場所に。遠のいた昼に。
私は透明になれる?
〔by 渡川いくみ〕