The formation of the Ocean〜海のできかた〜

Ikumi Togawa WORK in PROGRESS  継続する創作の場所

「黒い絵」テクスト続き 4/28にみたもの

此処は家。
此処は貴方。此処は私ではない。

私の知らない此処に居る私。

カコは、消えた?
ありもしない、すべて想定内だから。

忽然と、消えた?
どこへ行った。光の、昼。
あの奇妙な歌は何者か。あの奇妙な混食は何か。

ヒトは奏でない?
そこに、その背中に、弦を耕すことはない?
なぜなら、あなた、眠っている!

私の見ぬあなた、沼、いつから浸っていた?

私の場所は破れたまま、横に広がって、もう手が届かない。内蔵のキーボードは限界だ。指の間がちぎれてしまいそうだ!

私は、診察する。遠い立場から。
全く、"セキニン"の無い、あの窓辺から、それを細かく見ているの。
触れない、突き刺さる声と歌。え?

そこは流れた。流れてしまった?
流してしまった。
無かった夢を、流してしまった。
在る物しかない此処から、無かった夢を、流してしまった。

貴方、どうして光の中に居る?
こちらを向いて、奏でてよ。

手の中、揺るぎ無い。
私、黒い絵を握ってた。
しわくちゃの黒い絵は、私の視界から、溶けた。
もう滲まない 。

雨後。

〔by 渡川いくみ〕

「黒い絵」テクスト続き 4/27にみたもの

期待か裏切りか、
裏切らない 光の、昼。
子ども笑い、母笑う、その頬赤し。
撫でる風景、くるり、謳う、窓長き声。
その幅はいかほどか。
それと私はおつき合い。

ここからあちらはどちらです。
叩き叩かれ君と私は貴方です。

肺に積もる灰は内なるものではなかった。
それは外から、降ってくるのだった。
私はそれを浴びた。それに吹かれた。それに任せた。
それは光っていた。そこに昼は浮かんでいた。

黒い絵に昼はあった。昼に黒はあった。
眩しくて見えない黒は昼にあった。
赤いエナジー、遠き、昼に、私は地面と対話した。
私は空を見なかった。その浮かぶものを忘れた。
小さなものと対話した。私も小さかった。
その大きなものは視界から消えた。
大きな存在は、消えた。

私は明日立っている?立つことができる?
消えた場所に。遠のいた昼に。

私は透明になれる?



〔by 渡川いくみ〕

流れを止めるもの、、、

a black spaceにいるみなさま、 連日お疲れさまです。 「心臓みたいなもの」は見つけにくく、 「流れているもの」は見つけやす過ぎたような気がします。 考えてみると、時、金、電気、という風に 大事そうな流れる要素は浮かんで来るのに どれも流れているところを写真にとるのは難しいものばかりです。 今日は「流れを止めるもの」。 なにかを中断させるものがあれば、私におくって下さると嬉しいです。 この際、写真でなくて、短いフレーズであればことばで良いことにしてしまいます。 宜しくお願いいたします。 たなべ